安藤博士のゴルフ講座 第12回「ゴルフスイングにおける前後の重心移動Ⅱ」
皆さん、こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。
ブログ版「安藤博士のゴルフ講座」です。当ブログではYouTube版「安藤博士のゴルフ講座」で取り上げられたテーマについての補足説明などを行っています。
第11回は「ゴルフスイングにおける前後の重心移動Ⅱ」です。
アドレス時の重心は両足とも「土踏まずややつま先寄り」にあります。このアドレスの重心はトップオブスイングまでの回転で「左足の重心は爪先寄り」に、「右足の重心は踵寄り」にそれぞれ移動しました。
この重心配分はダウンスイングからフォロースルーへの回転で「左足の重心は踵寄り」に、「右足の重心は爪先寄り」にそれぞれ移動します。
この重心移動は、トップオブスイングから上体が左脚の上に移動することで重心が左脚に移りそこで左腰が上体を回転させるため左踵重心となります。そして左腰の回転が右踵を引き上げ右足は爪先重心になります。上半身主体のバックスイングの回転とは異なりダウンスイング回転は左下半身が主導権を握ります。そのためダウンスイングで上体が突っ込む回転はNGとなります。
以上の回転でフィニッシュ時の重心配分は「左足の重心は踵寄り」に、「右足の重心は爪先寄り」にそれぞれ移動します。この時に左踵重心を作る3つのポイントはバックスイングの時と同じで反対側に足が爪先重心になっているかどうかです。フィニッシュの場合、右足は完全に爪先立ちになっていますね。そして、踵重心側の膝、つまり左膝は曲がっていて頭が左踵重心を邪魔しない位置にある、です。この頭の位置は左腰に引っ張られるためにトップオブスイングの場合と異なりかなり左脚の上に移動してきます。
一方NG回転である上体が突っ込むダウンスイング回転では、トップオブスイングで爪先にあった左足の重心が踵に移らないまま右足がつま先重心になってくるので打ち終わった後に体がボール側に倒れてしまいます。これはシャンクやひっかけの原因になります。