博士プロがズバッと答えます その17 「安定した100切り」
皆さん、こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。
ブログ版「博士プロがズバッと答えます」です。当ブログではYouTube版「博士プロがズバッと答えます」で取り上げられたテーマについての補足説明などを行っています。
今回は「100切りのためのスコア構成内容とその練習法」についての話になります。
100切りはハーフ単位で考えると50切り、つまりショット20回、アプローチ9回、パター20回 合計49回 というのが目安になります。
「コンバインドプレーン理論スコアマネージメント」はスコア作りの目安を明らかにしています。この中で安定した50切りのスコア構成内容の目安は以下の通りになっています。
55切りの時と同じで、最初にアプローチショット圏内を60ヤード以内と設定するということを頭に置いてください。その上で50切りのスコア構成内容を考えてみると、ショット20回、アプローチ9回、パター20回 合計49回 ということになります。
この数字を55切りの時と同じようにホールごとで考えてみるとハーフラウンド9ホールでショートホールを2ホールとして、そこは1打でアプローチ圏内の60ヤード以内に入るショットを目指します。そしてミドルホールは2打で、ロングホールは3打でそれぞれ60ヤード以内に入るショットを目標に練習します。
すると、ショートホール2ホール×1打=2打、ミドルホール5ホール×2打=10打、ロングホール2ホール×3打=6打でショット数の合計は18打となります。ショット数の目安が20回となっていますので予定通りいくと2打の予備ショットが得られるということになります。
続いてアプローチショットですが、これは各ホール1回の合計9回となります。例えばL字スイングでグリーンにのらず9-3スイングをやってさらに8-4スイングを行うと合計3回のアプローチを行うことになるのでNGということですね。
各ホールできるだけ1回でグリーンにのせられる、つまり合計9回を目指して練習しますが、この段階まで上達してくるとハーフラウンドで1~2回はアプローチショットをしないでグリーンに乗せられるホールもでてくるので、その分予備ショットが増やせるということになります。
ただしアプローチショットの狙い所は55切りと同じでピンの位置に関係なくグリーンセンターを狙うようにします。そうすることによって10から15ヤード程度の距離のパッティングを増やしその距離を2パットでホールアウトできるように練習するのです。すべて2パットなら合計18打で2打の予備ショットがさらに増やせることになります。
この段階ではショットの数を減らすことが上達目標の中心ということになります。仮にこの段階でアプローチやパットでスコアを作ってしまうとその上のスコアを目指した時に達成するのが難しくなってしまいます。
ショットの飛距離に関しては、フロントティーからのプレーの場合は最長のミドルホール、もちろん例外もありますがだいたい440ヤードぐらいと考えられます。そうなると50切りで必要な飛距離はそのホールを2打で60ヤード以内に運ぶ2打合計で380ヤードが目安になります。
なぜならその距離が達成できればそれより短いホールは多少のミスが入っても2打で60ヤード以内に運べるからです。そう考えてみると2打の内訳としてはドライバーの飛距離負担をやや大きくして「ティーショット200ヤード、2打目が180ヤード」でトータル380ヤードということになります。そして、この飛距離に必要なヘッドスピードが37~38m/sとなります。
またレディースティーからプレーの場合は2打で40ヤード圏内に入れると考えて、最長を340ヤードに設定し2打で300ヤード、内訳は「ティーショットは160ヤード、2打目で140ヤード」という目標が立てられます。そしてヘッドスピードは34~35m/sが必要ということになります。55切りよりは若干速いですが不可能な数字ではないのでこちらも練習で達成しましょう。
ヘッドスピードアップの練習としては①左脚主体の回転、②右半身によるダウンスイング反動、③振り遅れ防止のための左肘の使い方となります。