博士プロがズバッと答えます その26 「正しい左グリップ」
皆さん、こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。
ブログ版「博士プロがズバッと答えます」です。当ブログではYouTube版「博士プロがズバッと答えます」で取り上げられたテーマについての補足説明などを行っています。
今回は「正しい左グリップ」についての話になります。
正しいアライメントは「出球」と言われるボールの飛び出し方向を安定させてくれます。もちろんスイングで出球が左もしくは右方向になってしまうこともあるので正しいスイングを習得する必要があります。しかし、これとは別に「ボールの曲がり」を矯正する、すなわち直進性を高める必要があります。そして、この「ボールの曲がり矯正」はアドレス作りと密接な関係があるのです。
アドレスは、「ポスチャー」、「ボールセット」、「アライメント」、そして「グリップ」の4つから成り立つということは既に説明しました。そして、アドレスを正しく作るのがコンバインドプレーン理論が推奨する「基本的セットアップルーチン」でした。そこでここからは基本セットアップルーチン(23回参照)の(ⅴ)と(ⅵ)にあたるグリップについて説明していきます。今回は(ⅴ)の左グリップの作り方です。
左グリップの役目は2つあって1つ目は「フェースの開きに抑制」、2つ目は「オーバーコックキングの抑制」です。
まずは「フェースの開きの抑制」、これには「ストロンググリップ」が必要で、①舟状骨が真上、②左親指が真ん中より左側、③ナックルが2個半、を目安に作ってみましょう。
続いて「オーバーコックキングの抑制」です。コック動作は最大で90度です。それ以上にコックキングが取れないようにするためには「ロングサムグリップ」が必要で①左腕のボトムライン、②天秤グリップ、③いいねグリップ、を目安に作ってみましょう。