博士プロがズバッと答えます その32 「ヒット感の習得」
皆さん、こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。
ブログ版「博士プロがズバッと答えます」です。当ブログではYouTube版「博士プロがズバッと答えます」で取り上げられたテーマについての補足説明などを行っています。
「上手く寄せられるアプローチ」を習得する際に最も怖いのが「イップス」という病気のような症状です。イップスはいい加減にアプローチショットを行う場合には現れにくいのですが、真剣にピンに寄せようと思えば思うほど発生しやすいため一部では「イップスは脳神経からくる」と言われたりしています。しかし実は違っていて、あくまでも「技術で修正できる」が正解です。ただし、かなり思い切った練習をする必要はあります。
前回は、アプローチイップスを克服するために矯正する3つのズレ、すなわち「手元のズレ」、「クラブヘッドの横ズレ」、「クラブヘッドの縦ズレ」のについて説明しました。今回はイップスから脱出するために習得する感覚を紹介します。それはずばり「ボールヒット感」です。
このボールヒット感覚は体幹中心の動きで覚えます。つまり「腕は動かさずに体幹で打つ」ということです。腕が動けば体幹が止まる、体幹が動けば腕が止まる。もちろん初めからすべて上手くできるということはないので、最初は「たとえボールヒットが上手く出来なくとも体幹を動かす」という荒療治的練習をしてください。そうすれば徐々にボールヒットが上手くできるようになります。1球ごとにボールヒットの成否に反応していると「ボールヒットが上手くいかない」➡「ボールをよく見て正確なインパクト」という考えが頭をよぎってしまいます。そうなると目を固定することで体幹の動きが止まり、腕を横方に動かして右手首でクラブのトゥを下げてボールヒットという動きが発生してしまいます。注意してください。
それと、もう一つボールヒット感をつかむために必要な打ち方、それが最加速点インパクトです。皆さんも「クラブヘッドの力がボールに上手く伝わらないインパクト」という経験はあるでしょう。この原因は振り幅が左右対称になっていないことにあります。
左右対称の振り幅ではトップオブスイングとフィニッシュの中間あたりがインパクトになります。クラブヘッドがスイング軌道の半分まで加速してそこから減速して残りの半分で止まるため最加速点インパクトが達成されるのです。これに対して、トップオブスイングの振り幅が大きくでフォロースルーが小さいとインパクトは最加速点の前、つまり加速している途中でボールを打ってしまうのでしっかりとしたインパクトは作れません。逆にフォロースルーが小さいと減速段階でインパクトを迎えることになるのでこれもしっかりとしたインパクトが作れません。
このようなアプローチではラフからの寄せが難しくなります。なぜなら弱々しいインパクトでは草にクラブヘッドが負けてしまいます。だからといって大きく振ると大オーバーになってしまいます。
体幹によるしっかりとしたインパクトを作りボールヒット感覚が掴めれば力を使いきったフィニッシュが作れます。これでイップス克服です。







