当スクールインストラクターの

ブログ

ホームブログ博士プロがズバッと答えます その20  「スコアが出せるゴルファーと出せないゴルファーの違い」

安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

博士プロがズバッと答えます その20  「スコアが出せるゴルファーと出せないゴルファーの違い」

皆さん、こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。

 

ブログ版「博士プロがズバッと答えます」です。当ブログではYouTube版「博士プロがズバッと答えます」で取り上げられたテーマについての補足説明などを行っています。

 

今回は「55切りや50切りに必要なスコア的チェックポイント」についての話になります。

 

この話では、まず皆さんにミドルホールの「55切りを目指すゴルファーは4打目」、「50切りを目指すゴルファーは3打目」、それぞれ残り距離をメモしてみる、ということやってもらいたいと思います。また、ロングホールでは「55切りを目指すゴルファーは5打目」、「50切りを目指すゴルファーは4打目」、それぞれの残り距離をメモするのです。

 

これは「自分の最悪のショットがどの程度なのか?」ということを調べてみるのです。

 

若い男性ゴルファーに「今日の最高のドライバーショットはどんな感じ?」と聞くと「フェアウェイど真ん中に300ヤードぐらい飛びました」というプロ顔負けのショットを打ってしまう方もおられます。

 

しかし、その彼に「今日の最低のドライバーショットはどんな感じ?」と聞くと「ティーグランドの左側に30ヤード転がっただけ」という答えが返ってくることも珍しくありません。

 

ここから何が言えるのか? それはいいスコアが出せるゴルファーと出せないゴルファーの最大の違いは「ベストショットにあるのではなくワーストショットにある」ということです。

 

今日一日の最高はプロ顔負けの一打だが最低のショットは初心者レベルというゴルファーがスコアが出せるゴルファーに変わるにはベストショットを磨いても難しいということですね。ワーストショットのレベルを上げることを考えるべき、ということです。

 

ワーストショットのレベルアップを感じる練習が「ミドルホールの3打目ないし4打目、ロングホールの4打目ないし5打目の残り距離をメモする」ということです。ここから「最低のショットがひどさはどの程度までなら許されるか」ということが肌で感じられるのです。

 

ゴルフというゲームの飛距離で重要なポイントはワンショットの飛距離ではなく「2打合計でどれぐらい飛ばしましたか?」なのです。たとえ1打で300ヤード飛んでも2打目が30ヤードなら合計330ヤード。1打目200ヤード、2打目150ヤードのゴルファーに簡単に負けてしまいます。

 

そこで上記の数字をメモしてみるのですが、この時参考になるのが「野球の継投策」です。野球の継投策とは野球の9イニングを3人ないし4人の投手の分業で投げ切るという作戦です。

 

この策においては先発投手は会心の投球でなくても、もちろん会心の投球でもかまわないのですが、「5~6回を3点以内に抑えばいい」という目安があります。これがドライバーショットに似ていてティーショットはそこそこ飛んでフェアウェイもしくはそれに準ずるところにあればいい」ということになるのです。

 

しかし、5回をまともに抑えられないストライクの入らない投手が「いま投げられる150キロのストレートを160キロにするには」ということを考えているということは結構多いものです。守っている野手は急速が落ちてもいいからストライクを投げてほしいと考えているにもかからずです。

 

これと似ているのがOBや林に打ち込んでしまう確率が高いのに飛距離をさらに伸ばすにはどうしたいいかを考えているゴルファーですね。スコアアップのためにはフェアウェイもしくはそれに準ずるところにボールを運ぶことの方が重要ですよね。

 

さて、野球の継投策にもどりましょう。この策の2人目の投手の役目は「リードを守って3人目の投手にバトンを渡す」です。これはゴルフのセカンドショットに似ていて55切りや50切りを目指すゴルファーのセカンドショットの目的は「グリーン周りに運ぶ」、特に50切りを目指すゴルファーはL字スイング以下のスイングで打てるエリアに入れるが目的でになります。

 

こう考えると、2人目の投手が「ここから一人のランナーも出さない」ということを考える必要はないということが分かります。もちろん結果的にそうなった場合は素晴らしいですが目指すはあくまでもリードを守って3人目の投手につなぐことです。

 

50切りを目指すゴルファーの場合、2打目の役割はグリーンオンさせやすい位置に2打目を運ぶことであり、あわよくばグリーンオンも視野に入れた2打目が必要になります。そうなるとピンとは関係ない位置を狙う必要があります。しかし、50切りを目指しているにも関わらずティーショットがナイスショットで2打目がいい位置から打てると「このホールは2打目でベタピンだ」とショットして大たたきということはよくわりますよね。

 

そのためにもはじめに説明してスコアを記入してティーショットと2打目の最低必要ラインについて感じてみてください。

 

PAGE TOP