アプローチ上達法 安定したアプローチショットのカギ
ここまで「トップショットを防止する左腕の力の入れ方」と「ダフリショットを防止する右腕の力の入れ方」を学んできました。この左右の腕に加える2つの力は明らかに相反する方向への力の加え方です。これにより左右の腕は上下方向の動きに関しては固定されることになります。
動きの再現性を高めるには相反する力に均衡状態を働かせることが重要になります。仮に一方向の力の強弱だけで行われる動きでは力の入れ方によって動きが変わってしまうため心理的な要因によってパフォーマンスに波が出やすくなります。もちろんどんなパフォーマンスにも入力の強弱が存在しますが、できるだけプレッシャーに強いパフォーマンスを身につけたければ力の均衡が存在する中での入力を重視した動きを習得した方がいいでしょう。
10ヤードキャリーのアプローチショットになっていく8-4スイングではクラブの縦方向の動きであるコック動作は行わなわないため、腕と手首は力の均衡状態を保ち固定されたまま体の回転によってバックスイングからダウンスイング、フォロースルーへと動かされることになります。
今回はこのクラブを左右に動かす体幹の動きを練習します。以前、説明したように体の回転は背骨を軸にするイメージで行います。この動きは小さいとはいえ多少目の位置が動くので慣れが必要です。
この星印を軸とした肩の回転を習得してください。
「背中の動きでクラブを動かす」
初めはやりにくいと思います。でも最初にこれを覚えたゴルファーと腕でクラブを動かすことを覚えてしまったゴルファーではアプローチショットの上達度合いに大きな差が現れます。
つづく
最後まで読んでいただきありがとうござます! コンバインドプレーンゴルフスクール・コンバインドプレーン理論インターネットゴルフスクール・コンバインドプレーン理論インストラクター養成スクールを主宰する安藤秀でした。
アプローチ上達法20