コンバインドプレーン理論基本編 基本となる腕の動きを習得する ゴルフスイングの運動構造
こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。
運動の学習では習得を目指す運動の構造分析はとても重要です。例えばダンス、腕の動きや脚の動きがはっきり分かります。それもそのはず、それが分からなければ踊れません。では水泳の「平泳ぎ」はどうでしょう? これも腕はどう動かして脚はどう動かすのか? この例でもそれぞれの動かし方ははっきりと分かりますよね。
これに対してバスケットのフリースローや野球のピッティングはどうでしょう。これらはちょっと分かり難くなりますよね。さらにテニスのリターンストロークや野球のバッティングはもっと分かりにくくなります。
その理由は、その運動に与えられた運動課題が複雑でありその課題達成のために許容範囲が認められるから、ということです。それと自分の体の動きが中心の運動と道具を動かす運動の違い、さらには道具を使って何かを動かす運動との違いということもあります。
つまり、見た目に美しいダンスを踊る、好タイムを出すために早く泳ぐ、リングにボールを投げ入れる、バッターを打ち取る、ラケットで相手のコートに中にボールを返す、バットで野手のいないところにボールを打ち返す。
このようにみると後者になればれるほど動きに多様性が許され課題達成と基本とされる動きの間の関係が希薄になっていくのが分かります。
では、ゴルフはどうでしょう。できるだけ一定のスイングをして方向性と直進性、さらには距離にも同じ結果が求められるという点では完全に最初の例、すなわちダンスに近いと言えます。しかし、ゴルフスイングは打球スポーツと考えられているため後者的な考えでとらえられているところがあります。つまり、ボールをスイートスポットでとらえられればいいとか飛距離が出せればいいというようにです。これではいいスコアはのぞめません。
いいスコアは「飛んで曲がらないショットが何度も打てる」でなければならないのです。そのためにはクラブを持って踊るダンスが毎回同じフォームでありそのダンスで振られたクラブのヘッドスピードが速く、インパクト時のフェースがスケアでなけなりません。このようなダンスを身につけようとしているのにゴルフスイングという運動の構造が分からないというのではどうしようもありません。
コンバインドプレーン理論では、ゴルフスイングは「腕の縦方向の動き」と「体の横方向の回転」の合成で成り立つ運動としています。この運動構造を体感するのに「地面をたたくスイング」が有効的です。動きの原型を確認してみましょう。
つづく
最後まで読んでいただきありがとうござます! コンバインドプレーンゴルフスクール・コンバインドプレーン理論インターネットゴルフスクール・コンバインドプレーン理論インストラクター養成スクールを主宰する安藤秀でした。
標準的なスイングと個性的なスイング90