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安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

ゴルフスイングという運動の学習と指導1:スポーツ運動学

来年、2020年はいよいよ東京オリンピック開催の年です。皆さんは既にご存知でしょうが、東京でオリンピックが開催されるのは来年が2度目のことであり、これは結構すごいことです。世界の都市で2度以上オリンピックを開催したのは、ロンドンが3回であとは2回のアテネ、パリ、ロサンゼルス、レークプラシッド、インスブルック、サンモリッツの7都市で、来年からこの中に東京が加わることになるのです。

 

各競技団体は、開催国の威信をかけたメダルラッシュを狙って強化合宿を計画実行することでしょうが、その中の一つに体操競技があります。この体操競技は、前回の東京オリンピックで全体の金メダル16個のうち5個の金ダルを獲得しているお家芸といえる競技です。

 

実は、以前日本の体操競技は前回の東京オリンピックの団体総合で金メダルを取ることを目指してソビエト連邦を追っかけていたのですが、東京オリンピックの4年前に開催されたローマオリンピックで金メダルをとってしまったのです。この嬉しい誤算で、これ以後東京開催までの4年間、ナンバー1になってしまったことで目標として真似してきたソ連という対象がなくなってしまったのです。

 

そこで、ローマオリンピックでチームリーダーだった東京教育大学の金子明友先生はオリンピック連覇を目指すために、東京オリンピックまでの4年間に新しい体操の動きを創出しなければならなくなりました。そこでドイツから輸入したのがマイネル教授によって構築された「スポーツ運動学」という学問だったのです。

 

つづく

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