当スクールインストラクターの

ブログ

ホームブログスポーツ運動のバイオメカニックス的考察法

安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

スポーツ運動のバイオメカニックス的考察法

コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀です。

 

ここまで説明してきたスポーツ運動の解剖学・生理学的考察法はゴルフスイングの動き方を学習・指導するには非常に便利です。しかし、実際のスイングでは多くの筋肉が同時に動いているので瞬間姿勢を作るという目的で学習してしまうとかえって動きが止まりスムーズな運動の妨げになるということも起こる場合があります。

 

スムーズな動きを行うには、ある瞬間にはその瞬間のことではなく次の瞬間のことを考えて動いていなければなりません。そこで、解剖学・生理学的考察法を参考にゴルフスイングの学習・指導を行う時も、常に動き全体の流れを頭に入れて行う必要があるということになります。

 

以上で、マイネル教授がスポーツ運動の考察法の一つとしてあげた解剖学・生理学的考察法のついての説明は終了です。次は、バイオメカニックス的考察法について説明していきます。バイオメカニックス的考察法はスポーツ運動の中で発生する「空間と時間の中での身体位置変化」を分析していきます。ここでは、人間の運動は無生物の運動として扱われるのです。

 

この分析も解剖学・生理学的考察法と同様に、科学の発達によりとてつもない進歩を遂げています。近年では、室内でボールを打つだけでその弾道が計測できるほど便利になりました。ただし、問題点も数多くありますので、このブログで注意点を紹介していきます。

 

まずは、典型的なバイオメカニックス的考察法である連続写真やスティックピクチャ―を参考した運動の学習・指導における注意点から説明してきましょう。

つづく

 

ゴルフスイングという運動の学習と指導22

 

PAGE TOP