フラットスイングとアップライトスイングのクラブの動かし方の違い
「フラットスイング」と「アップライトスイング」
この2つの言葉はゴルフをやる人ならたいてい聞いたことがあると思います。しかし、実際はフラットスイングはクラブを野球のバットを振るように横振り気味に動かし、アップライトスイングはそれより手の位置が若干高いスイングということぐらいしか知らないのではないでしょうか?
もちろんゴルフをプレーするのに絶対必要な知識ではないのでそれで全く問題はないのですが、このブログでは「体に無理のない標準的なスイング」を明確にしていかなければならないという任務のために、あえて今回は2つのスイングがどう違うのかを説明してみたいと思います
まずは、フラットスイングの腕の動きです。下の図の左側を見てください。ここにはリストの返しを最大限にした場合の腕の動きが描かれており、右側にはその腕の動きを使ってボールを打つ場合のクラブの振り方が描かれています。最大限にリストターンを使ってボールを打つには前傾角度もかなり深くしなければならないのですが、ここまで極端な動きでは体に対する負担が大きいだけでなく、スイートスポットでボールをとらえるのはほとんど不可能でしょう。
一方、下の図の左側にはリストターンを全く使わない剣道のお面のような腕の動きが描かれており、右側にはその腕の動きを使ってボールを打つ場合のクラブの振り方が描かれています。このスイングでは上体の前傾角度がほとんどないので体は楽ではありますがボールはほとんど見えずスイートスポットにもまず当たらないでしょう。
そしてこの2つのスイングは、上が最もフラットなスイングで下が最もアップライトなスイングということになるのです。
ここから分かるように、リストの返しを最大限に使うと上体の前傾角度は深くなりクラブシャフトの軌道はフラットになるのです。これに対して、腕を縦に動かすと上体の前傾角度が浅くなりクラブの振り上げ位置は高くなるのです。
皆さんはアップライトスイングの方が前傾角度は深い、と思っていたのではないでしょうか?
いずれにしても、この2つはあくまでも極端な例で、通常ボールが打てるスイングはフラットスイングにしろアップライトスイングにしろ、この2つのスイングの間にあるということになるのです。
つづく
標準的なスイングと個性的なスイング16
<コンバインドプレーン・ゴルフレッスン>
https://youtube.com/channel/UCbxK604xEd-IB4BgrNfXVEQ
飛んで曲がらないボールを何度も打ってスコアアップ
ゴルフはダンスだ ゴルフクラブは勝手に動かない
だから、飛んで曲がらないボールを何度の打つにはそれなりの体の動きが必要になる
「コンバインドプレーン理論」はゴルフスイングを「体の横の回転」と「腕の縦の動き」の合成と考えています。この考えに基づくとスイング中の両腕、両脚、体幹の正し動きが明確になります。そんな考えからゴルフスイングや矯正法、ミスショットの原因解説や修正法などが開発できました。それらをすべて2~3分ほどの動画にまとめて見やすくしました。是非参考にしてください。