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安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

博士プロがズバッと答えます その11 「グリップは基本」

皆さん、こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。

 

ブログ版「博士プロがズバッと答えます」です。当ブログではYouTube版「博士プロがズバッと答えます」で取り上げられたテーマについての補足説明などを行っています。

 

今回は「グリップ」の話になります

 

グリップはゴルフの基本と言われますが、いったいどういった理由で基本と言われるのでしょうか? それが分からないと握り難い持ち方を無理矢理覚えなけらばならないという感じになってしまいますよね。

 

確かにグリップをしっかり覚えてボールを打っていれば腕の使い方はよくなります。しかしかなり苦行ですよね。せっかく練習するのだったら「なぜこの握り方が正しいいのか」そして、「このグリップだとどういった動きを行うのやりやすいのか」を学びながら練習したいですよね。

 

アマチュアゴルファーは練習も楽しく これ大事ですよね。

 

でも、グリップとスイング中の腕の動かし方の関係がセットになっている情報は書籍、動画を見てもほとんどありません。なんか基本が指導者側の隠れ蓑的になっていますよね。

 

そこで今回は私がグリップの中で一番大切と考える部分とその理由及びそのグリップで得られる効果についてお話ししていきます。

 

ゴルフスイングでは腕はクラブを縦方向に動かしますがその中で最も特徴的で大事な部分が

 

ック動作

 

です。このコック動作はクラブを縦方向に動かしアドレス時の腕とクラブシャフトの角度を90度にする動作であり、コック動作で作った角度をアドレス時の角度に戻す動きを

 

アンコック動作

 

と言います。

 

アドレス時の腕とクラブシャフトの角度はクラブによって多少異なりますがだいたい120度~140度ぐらいと言われています。そうなると、ここから90度まで間、すなわち30度~50度クラブシャフトを縦方向に動かす動作ということです。

 

では、この角度がそれより大きくなったり小さくなることの問題点は何でしょう。

 

アドレス時の腕とシャフトの角度が120~140度より大きくなってしまう問題点はダウンスイング時のトウダウン現象に耐えられないことです。ゴルフクラブにはライ角があってクラブシャフトの先端に装着されたクラブヘッドにはウェートがあります。

そのためインパクト時にクラブは上の写真の黄色矢印ように若干地面方向にしなります。この時、「アドレス時に若干クラブヘッドの先端を浮かせて構える」ことが守られ、「インパクト時の腕とクラブシャフトの角度がアドレス時より大きくならないグリップ力」があれば上の写真のようにしなるシャフトによってインパクト時にクラブのソールは地面にしっかり接地してナイスショットを生み出します。

 

これに対して腕とシャフト間の角度が簡単に大きくなってしまうグリップでは、シャフトが黄色線のように縦方向にしなるダウンスイング時のトウダウン現象に耐えられずインパクト時にクラブの先端が下がってしまいます。そうなるとクラブの先端が地面刺さってしまうミスショットが発生します。

 

そのためにも、アドレスの腕とクラブシャフトの角度が再現できるグリップが重要ということになります。

 

次にコック動作時の腕とクラブシャフトの角度が90度に満たない場合ですが、この場合はボールに与えられるスピン量が少なくなってしまいショットの飛距離は落ちることになります。これは、バックスピンがかかりすぎるとグリーンから出てしまうという場合にプロゴルファーがフォロースルーのコック動作を抑えたスイングをしていることからもわかります。

一方、90度より大きくなってしまう場合ですが、これはトップオブスイングのシャフトが背中側にたれ下がってしまうオーバースイングという弊害を生み出します。

 

ここからボールをしっかりヒットするためには今回紹介したグリップの注意点を守ることが大切ということが分かります。

 

もちろんグリップには他にもボールを曲げないということに対しての重要点もありますが、私は今回説明した部分が一番大事な部分だと考えます。しっかり覚えましょう。

博士プロがズバッと答えます!! その11

 

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