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安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

運動の調和を見る  運動共感能力

こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です

 

運動者は精一杯頑張っているのに見ている人に「力感のない運動」という印象を与えてしまう運動の原因が「運動調和が上手くできていないこと」にある、ということをお話ししています。

 

そして「上手く行われた運動調和によって現れる運動の特徴」いうものは力学的や解剖学的な分析では説明がつかないうえに指導法もなかなか見いだせないものです。

 

しかし、運動経験豊かな運動観察訓練した研究者の中には潜勢運動能力を駆使して素晴らしい指導を行うコーチもいます。潜勢運動能力とは聞きなれない言葉ですがスポーツ運動学の世界では指導者全体に必要とされている能力です。簡単に説明すると他人が行っている運動に感覚的に潜入し、その運動者の運動感覚に共感を得ることができる能力です。

 

この能力を駆使して人の運動感覚を修正してパフォーマンスの改善を図るということができるのが「学習者の運動を意のままに変えてしまう魔法使いのような素晴らしい運動指導者」ということになります。

 

今後このような魔法使いになるための能力について説明していきますが、まず理解してほしいのが「運動は運動感覚によって行われる」ということです。運動は人間の五感である視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚に頼るものではないということですね。

 

運動感覚をゴルフスイングの矯正を例にとって説明してみましょう。いまここにトップオブスイングの手の位置の修正を希望するゴルファーがいるとします。このゴルファーは自分のスイングの映像を確認したりクラブを振り上げた位置で動きを止めて鏡に写ったフォームをチェックして修正しようとします。しかし、映像をチェックできるのはスイング終了後、鏡で確認するにはトップオブスイングでストップして視線を変えなければならないことになり、ともに実際にボールを打つ時に参考にはなりません。

 

つまり実際の運動の修正は、自分が過去に行った運動に線を入れてチェックしたり線を引いた鏡を見ながらの動きを確認するだけではできないのです。運動者修正に必要なのは運動者自身が実際に動いている時に感じられる運動の感覚なのです。

 

これを簡単に説明するとコツということになります。皆さんはコツと聞くと「なんかいい加減なんじゃない?」 と思うかもしれいませんが実は運動修正にはコのコツがとても重要になるのです。

 

つづく

最後まで読んでいただきありがとうござます! コンバインドプレーンゴルフスクール・コンバインドプレーン理論インターネットゴルフスクール・コンバインドプレーン理論インストラクター養成スクールを主宰する安藤秀でした。

 

ゴルフスイングという運動の学習と指導94

 

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