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安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

飛距離が出せないコッキングについて

コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀です。

 

今回から、もう一つバイオメカニックスス的運動の考察例を紹介したします。

 

下の表は、ゴルフスイングという運動の特徴とも言える「コック動作」に関する研究データです。

 

この研究の被験者である「男子シングル」さんはアマチュアながら飛距離の出る70台のスコアを維持しているプレーヤーであり、「男子アベレージ」さんは平均91という安定したプレーヤーだそうです。一方、女子の「女子プロ」さんは年間を通してトーナメントで活躍するプレーヤーであり、「女子アベレージ」さんは平均スコア92のアマチュアゴルファーだそうです。

 

この研究には、初心者レベルの被験者が欲しかったと思いますが、素晴らしい研究なので、このデータからレッスン現場が参考にできることを抽出してみましょう。

 

バイオメカニックス的データは、ぱっと見では「何だか分かりにくいなあ」と誰もが思いますよ。確かにバイオメカニックス的考察は、それを現場レベルにかみ砕いて提供できる仲介者が必要なことと、それを矯正する練習方法が必要でそれらがないとただ物体の動きを分析したということで終わってしまいます。

 

そこで今回はまず「男子シングル」さんと「男子アベレージ」さんのトップオブスイングのコック角度の違いについて見てみましょう。黄円部分ですが、「男子アベレージ」さんのコック角度は「男子シングル」さんよりが大きいということが分かります。これは単に手首が柔らかいのかもしれませんが、そうではないと仮定して一般的にコック角度が大きなってしまう原因である「オーバーコッキング」について考えてみたいと思います。

 

つづく

ゴルフスイングという運動の学習と指導30

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