飛距離の出せるターン動作を求めて1
こんにちは! コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀です。
今回からは、ダウンスイングからフォロースルーにかけてのターン動作を見ていきます。そして、飛距離が出せて体の負担が少ない回転の仕方を追い求めてみたいと思います。
「ゴルフスイングは道具の進化とともに変化してきた」 よく言われることですが、具体的な話はあまり聞いたことがないというのが皆さんの実感でしょう。
コンバインドプレーン理論では、ゴルフスイングは「腕の縦の動き」と「体の横の回転」の合成で成り立つと考えています。そして、腕の動きと体の回転のそれぞれが時代とともにどう変わってきたかという知識も有しています。そこで今回は、ゴルフスイングのターン動作、特にダウンスイングからフォロースルーにかけての体の回転が時代とともにどのように変化してきたのを皆さんにご説明しましょう。
ゴルフの指導書は、1800年代の末頃から発刊されるようになりましたが、初期のころの書籍ではフィニッシュで上体が目標方向に移動するスイングが正しいとされていました。この図は1890年にイギリスの優秀なアマチュアゴルファーであるホイレス・ハッチソンのよって書かれた””GOLF”という本のなかで正しいと紹介されているスイングです。今とだいぶ違いますよね。
そして、さらに下はアマチュアゴルフファーでありながら1892年と1897年にTHE OPENを制したハロルド・ヒルトンのスイング写真から起こした図です。
ハッチソンの書籍の図ほどではないですが、やはり上体が目標方向に倒れているのが分かります。ハッチソンもヒルトンも優秀なゴルフファーであったのでそれぞれ飛距離もある程度は絶対に出たはずです。そう考えると、この時代はこのようなスイングの方が飛距離が出せたということになります。
それはなぜか? この理由が使われていた道具にあるのです。
つづく
最後まで読んでいただきありがとうござます! コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀でした。
標準的なスイングと個性的なスイング37