夏の芝生(ラフ)の難しさ
いつもご覧いただきありがとうございます。
コンバインドプレーンゴルフスクール本厚木校、
葉山インターサイドゴルフパーク
横山ゴルフスクール(認定校)
の横山です。
夏の芝生に関して。
日本のコースのほとんどは高麗芝で
茎や葉が太く特に夏場は元気なので、
短く刈り込んだフェアウェイなどは
打ちやすいのですが、
フェアウェイの両サイドの長くのばされている
ラフやグリーン周りの芝は
スイングするとかなり抵抗があり
ボールへのクラブヘッドの
コンタクトが難しくなります。
また、当然ボールの手前に長く伸びた芝があれば
ボールとクラブフェースの間に芝が挟まり、
バックスピンが入らないため
「 フライヤー 」という状況になり
思った以上に距離が出てしまったり
グリーンに落ちても
止まらないなんてことが起こります。
打つ前にボールのライを確かめる
ラウンドしていますと一般営業のコースでも
この時期は芝生の刈込作業が追い付かづ、
ホールによっては
かなり芝生が伸びている箇所があり
ボールが見つからないことがしばしばあります。
夏のラフからのショットを
経験されている方は分かると思いますが、
ショットする前に
ボールがどのくらい沈んでいるか?
芝の生えている向きが順目(目標方向)か
逆目(目標と反対)か?
隙間なくかなり密集しているか?
などは必ず確認し
ショット前に同じ状況に近いラフで素振りして、
どのくらい抵抗があるかを
感じ取ることが重要です。
目安は、ボールがすっぽりと埋まっている場合は
目標までの距離が残っていても
ロフトのあるクラブ(SWやPW)などで、
まずフェアウェイなどの安全な
次のショットが打ちやすい場所へ
脱出を考えましょう。(レイアップ)
埋まり方が半分ぐらいであれば
アイアンでのショットで
打てる可能性はありますが、
逆目の場合は、無理に目標に届かせようとせず、
ある程度のリスクを想定してミスヒットをしないよう、
左のグリップをインパクトで
緩まないようにしっかり握って、
コンパクトにスイングすることが
望ましいでしょう。
浅くてボールが半分以上が見えて
ラフの上に浮いている場合は、
通常のクラブでショットしても大丈夫ですが、
気を付けなければならないのが、
スイングの最下点が
ボールの手前になり、
ボールの下をヘッドがくぐってしまい、
クラブフェースの上側にあたって
距離をロスしてしまうショットです。
自分の足裏よりもボールが高い
または低いかの
傾斜からのショットの場合も要注意です。
素振りして芝生の抵抗力や振り抜き感覚、
どこが最下点になるかをチェックし
ミスが最小限になるように
打つ前に準備することが重要です。
ラフに入った時は、
無理のない安全なマネジメントをすることが
夏場のコースの攻略には必要なのです。
無理をせず安全な場所から次のショットで勝負です。