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安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

博士プロがズバッと答えます その6「スイングにおける両腕・両脚・体幹の動き」

こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。

 

ブログ版「博士プロがズバッと答えます」です。当ブログではYouTube版「博士プロがズバッと答えます」で取り上げられたテーマについての補足説明などを行っています。

 

今回のテーマは

「コンバインドプレーン理論が明らかにしたスイング中の四肢体幹の動き」

です。

 

「運動は四肢体幹のチームプレー」です。そのためゴルフスイングという運動の質を高めたければゴルフスイングという運動で動く四肢体幹の動き方を明確にしたうえで、そのそれぞれの動き方の習熟度を高めて組み合わせる、ということを行えばいいのです。そうすればゴルフスイングの完成度は自然に高まります。

 

ところがゴルフスイングに与えられた運動課題の一つに「ボールを正確にヒットする」というのがあるためにクラブの動きが前面に押し出されたスイング指導をよく見かけます。ゴルフクラブは勝手に動きません。クラブの動きはゴルファーの四肢体幹の動きの結果なのです。

 

そこで今回はスイング中の四肢体幹の動きを説明します。まずは右脚の動きからです。右脚はスイング中、太腿の内側に力を加え頑張っています。この頑張りのためにバックスイング方向に回転する上半身は止められフォロースルー方向へ回転する上半身は後押しされます。

 

次に左脚です。左脚はまず、バックスイング時の上半身の回転に抵抗するように太腿の外側の力で左膝を構えた位置で止めます。そのためトップオブスイングの左膝は左肩に比べてほとんど動いていません。上体に引っ張られて膝1個分動くという感じです。続くダウンスイングへの切り返し時には左膝は目標方向に動きますが、すぐに左腿の力で止められます。この左腿が左膝を止める動きに合わせて左太腿と左尻が腰を左方向(右打ちの場合)に回転させます。

 

 

これに対して、体幹部の筋肉は腰と肩をバックスイング方向及びダウンスイングからフォロースルー方向へ回転させます。

 

 

さらに右腕の動き方ですが、これは右手首と右肘を使ってクラブを振り上げます。この振り上げ動作は2回、すなわちバックスイング時とフォロースルー時に行われます。そのため通常のフルスイングでは右腕は2度クラブを振り上げ動作を行う、ということになりますね。

 

 

最後に左腕です。左腕はトップオブスイングから左上腕を左胸にぶつけるように下げます。これによってクラブヘッドは途中から自然落下してボールをヒットすることになります。ここから分かるように、ボールをヒットするインパクトの瞬間は左右の腕はそれほど強い力をクラブに加わえているわけではないのです。

 

 

以上の両腕、両脚、体幹の動きが組み合わされるとゴルフスイングという運動が完成します。そして上記5つの動きの精度を高めたうえで組み合わせることでより短時間でのスイング改善が可能となる、ということです。

 

これに対してフルスイングのみの練習ではこの改善は上手くいきません。その理由は四肢体幹の動きのレベルが統一されていないからです。つまり5つの部分の動きの精度を高めようと考えても各部の習熟レベルに差があるため効率よくスイング改善が進まないということなのです。ドリル練習で部分部分の動きの精度を高めましょう。

 

各部の動きをそれぞれを高いレベルにして組み合わせることでレベルの高い「飛んで曲がらないボールが何度も打てる」ゴルフスイングが習得できるのです。

 

 

博士プロがズバッと答えます その6

 

つづく

 

 

 

 

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