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安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

博士プロがズバッと答えます その16  「安定した110切り」

皆さん、こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。

 

ブログ版「博士プロがズバッと答えます」です。当ブログではYouTube版「博士プロがズバッと答えます」で取り上げられたテーマについての補足説明などを行っています。

 

今回は「110切りのためのスコア構成内容とその練習法」についての話になります。

 

110切りはハーフ単位で考えると55切り、つまりショット24回、アプローチ10回、パター20回 合計54回 ということになります。

 

「コンバインドプレーン理論スコアマネージメント」はスコア作りの目安を明らかにしています。この中で安定した55切りのスコア構成内容の目安は以下の通りになっています。

 

最初にアプローチショット圏内を60ヤード以内と設定するということを頭に置いてください。そして、その上で55切りのスコア構成をホールごとに考えてみます。まず、ショット数の24回はホールごとではハーフラウンド9ホールでショートホールが2ホールあるので、そこは1打でアプローチ圏内の60ヤード以内に入るショットを目指します。一方、それ以外の7ホールはロングホールを含めて3打で60ヤード以内に入るショットを目指します。すると3打×7ホールで合計21打。先程のショートホールの2打と足すと合計で23打となり1打の予備ショットが作れることになります。

 

ここからフロントティーから55を切るのに必要な飛距離が割り出せます。フロントティーからだと最長のミドルホールは例外もありますが440ヤードぐらいと考えられます。そのホールを3打で60ヤード以内に運ぶとすると3打で380ヤードが必要でドライバーの飛距離負担を大きくしてもティーショット150ヤード、2打目と3打目が115ヤードずつでトータル380ヤードということになります。この飛距離が出せればこれより短いホールでは多少のミスが入っても3打で60ヤード以内に入れられるということになります。

 

そして、この飛距離に必要なヘッドスピードは32~33m/sとなります。ロングホールはゴルフコースによって距離の特定が難しいので予備ショット数を使うという考えでいいと思いますので、まずはこのヘッドスピードを目指して練習しましょう。

 

また、レディースティーからのプレーの場合は最長を340ヤードとして2打目3打目が85ヤードずつでアプローチで40ヤード以内が目安になります。このように考えるとヘッドスピードは30~32m/sが必要ということになります。それほど速くはないので練習で達成しましょう。

 

続いてアプローチについてですが、これは各ホール1回、つまりL字スイングでグリーンにのらず9-3スイングをやってさらに8-4スイングを行うというのでは1ホールで合計3回のアプローチを行ってしまうのでNGということになります。できるだけ1回でグリーンにのせられるように練習して、ゴルフコースでもピンの位置に関係なくグリーンセンターを狙うようにします。そうすることで10~15ヤード程度の距離のパッティングを増やしその距離を2パットでホールアウトできるように練習するのです。

 

以上によってアプローチが各ホール1回、もしくは1~2回のフルスイングがグリーンを捕らえた場合、それが何打目であれアプローチ数が減るので予備ショットが2~3打増えることになり、さらにパッティングでも9ホールすべて2パットの目標を達成すればさらに2打の予備ショットが増えることになります。

そうなると、ショット数と合わせて予備ショットが合計で4~5打確保できる可能性あり、それをロングホールのプラス1打やその日に調子が悪いスコア構成内容に回すということができます。また、作った予備ショットを使いきらずに9ホールをホールアウトできるようになれば安定して55が切れるということになります。

 

そう考えると練習目標も絞られます。「スイングバランスを良くしてOBを打たない」、「左サイドリードスイングでヘッドスピードを上げる」「振り幅と飛距離の関係を確認しながら60ヤード以内のアプロt-ショットを磨く」というあたりが練習目標になりますね。

 

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