ゴルフ上達の盲点:100切りに必要なアプローチショットの回数は?
コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀です。
アプローチショットの回数を数えてみると、ハーフで50回を切りたいというゴルファーの場合には7回から8回で抑えなければならないということが分かります。もちろんパターが入りまくって50が切れた、ということもあるでしょうがそれでは安定して50を切ることは不可能です。
回数を数えていただきたいアプローチショットとは、コンバインドプレーン理論の基本ショートスイングのŁ字スイング以下の振り幅でグリーンを狙うショットということです。ですから、林の中からの脱出で使うスイングが、たとえ9-3スイングであったとしてもアプローチショットにはなりません。
実際に50が切れそうで切れないゴルフファーは、ハーフラウンドで1回から2回はそれが何打目のショットであれ、フルスイングでグリーンを捉えてしまいます。そうなると、それ以外のホールでアプリ―チショットを各1回ずつしか行わなければこの数字は達成できるのです。
この数字を達成しようとする時に考えて欲しいのが、たとえピンそばでなくても確実にグリーンに乗せることを優先するということです。そうしないと、例えばグリーンの右端に切ってあるピンを狙ってボールが右側にそれるとグリーンからこぼれてしまい、もう一度アプローチということになります。
このような話をすると、夢がないと思われがちですが、ますは狙うにしてもピンとグリーンセンターの間ぐらいにしましょう。そして、そこから長めのパットを寄せて2パットという練習をしておくのが50を切るという段階です。
この段階では、確実にグリーンに乗せるためにトップしてオーバーとかザックリやって手前というのをなしにするために練習を積む必要があり、ピンに寄せる技術はそれほど重要ではないのです。ゴルフのスコアとは、今も持っている技術を生かすことができた初めてアップします。ですから、できるだけ今やれることを最優先する必要があり、各段階でそれをしていかないとより高いスコアを目指すことができません。また無理にその段階に入ろうとしても、その段階で必要な技術は、前の段階で身に付けた技術に積み上げるものなので、その先には進めなくなります。
50切りを目指すゴルフファーは、乗せるを優先するアプローチショットを行いながらゲームの進めていただき「毎回50は切れる。50切りはもう飽きた。45が切りたい」と思ったら次の段階に進みましょう。
この50切りモデルケースでは、パターがハーフ18回でアプローチショットが8回なら、それ以外のショットを22回打っても48となります。この数字は、各ホールでŁ字スイング以内の距離まで運ぶのに、ミドルホールでは2回、ロングホールは3回、ショートホール1回の合計に対してアプローチ、パターを含めて4回のミスを許してくれます。
90切りに関しては次回説明します。
つづく