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安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

スイング学習はできるだけ具体的な動きを目標に!!

こんにちは! コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀です

 

心理学的考察も解剖学・生理学的考察法やバイオメカニックス的考察法と同様に運動を分析することができます。この考察法が扱うのは運動の心理的特性や運動の表象、知覚、感覚、記憶など、「心が運動をどう感じ、どう覚えるか」というようなことです。そして、この考察法に基づく知見も運動の学習・指導にいかすことができます。ただし注意していただきたいのが、できるだけ具体的な体の動きを心がどう感じるのかということで運動を学習したり指導したりするようにするということです。

 

ゴルフの練習場では、次のようなゴルファーの発言をよく耳にします。「今日はこの前テレビで見た〇〇プロのイメージで打っているから結構いい感じだよ」 この発言を聞いた友人が「どれどれ」と発言者のスイングを見てみると「・・・・? いったいどこが変わったの?」となる、というのは定番です。これに対して発言者は「えー、全然違うじゃん、分からないの?」、となります。

 

この時、〇〇プロのスイングのイメージで打っているゴルファーは単に〇〇プロのスイングを頭で思い浮かべながらボールを打っているというだけ、もしくは自分が〇〇プロのスイングで気になるところや好きな部分を思い浮かべながら。似てないもの真似でボールを打っているのです。つまり、〇〇プロの具体的な体の動きの要素はどこにも入っていないスイングをしているので見ている方には分かるはずがないのです。

 

このようなイメージ練習では、その日は仮に調子よくても次にクラブを握った時にはその感じが消えうせています。そして、もちろん引き戻すこともできません、そうなるとこのゴルファーはたいてい次のような発言をします。「やっぱり〇〇プロは自分には合わない、やめた、やっぱり△△プロだな」むちゃくちゃですね。

 

このようなあいまいなイメージを頼りに練習していてはいいい動きを保存・再生できるはずはありません。動きの感じは体の具体的な動きと関連付けて習得していく必要があるのです。つまり、運動は身心二元論的ではなく一元論的に習得していくのがベストということです。

 

つづく

最後まで読んでいただきありがとうござます! コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀でした。

 

ゴルフスイングという運動の学習と指導39

 

 

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