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安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

スイング中の重心移動のメカニズムは?

コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀です。

https://cp-golfschool.com/school/yoga.php

トップオブスイングの上半身と下半身の間にはどんな力が働いているのか? これが今回のテーマですが、これによってスイング中の重心移動のメカニズムも分かります。

 

前回の写真で説明すると、バックスイングで左肩は右脚の上に向かって回転して来ます。この動きのためにトップオブスイングの背中は若干右側に倒れます(右打ちの場合)。

この時に上半身を引き付けているのが腸腰筋というお腹の下の「腿上げ」などを行う筋肉です。腰の動きはその場で行われるため、正しいトップオブスイングではその場で回転しようとする下半身と左方向へ回転しようとする上半身の間で引っ張り合いが起こっていることになります。

 

そして、上半身を右側に倒すようにしている腸腰筋は腰が回転し始めると弛緩するため、上半身は自動的に左脚の上に、引っ張っていたゴムが切れたように移動していきます。この時、同時に下半身の回転が行われるので「重心移動を伴う回転運動」が完成することになります。

 

これに対して、下の写真のように、上体が右脚に上に来ないトップオブスイングでは、逆にダウンスイング時に上半身は右脚の上に移動してしまい、右足重心のフィニッシュ姿勢ができてしまうということになります。

ここから分かるように、ゴルフスイングでは左右に移動する上半身をその場回転する腰が回転させ、重心移動が発生する回転運動となるということなのです。そして上半身の左への移動が、お腹の下の筋肉の引き付けが緩むことで自動的に行われると考えるとただ下半身中心の回転運動をすればよい、ということになります。

 

つづく

ゴルフスイングという運動の学習と指導18

 

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