体に負担の少ないターン動作を作る3:重心移動を伴ったターン動作とは?
コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀です。
今回はダウスイングからフォロースルーにかけて「重心移動を伴った回転」を行うにはどうすればよいかという話です。
前回、腸腰筋を使う上半身を右脚の上に引きつけるようなトップオブスイングについて説明しましたが、ダウンスイング以降では、この上半身を下の写真用のように左脚の上に向かって移動させます。その一方で、下半身、特に腰は左脚の力で回転します。
この体の左移動は、「バンプ」という言われ方で下半身の移動が強調されがちですが、その通りに下半身を左に移動させて回転ができなくなってプッシュアウトボールを連発したという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか? 私の考えでは「正解は上半身の左移動」です。
そして、この移動する上半身を下半身がその場回転で動かすというイメージならば、「左移動する上半身」と「その場回転する下半身」の共同作業で移動回転を完成させられます。
バンプのイメージで下半身移動を強調してしまうと回転を担当する場所がなくなり、プッシュアウトボールやダフリショットが出やすくなります。これに対して、トップオブスイングから右肩を突っ込ませるような上半身の回転を行うと移動を担当する場所がなくなるためアウトサイドイン軌道のプルボールやトップショットが発生しやすくなります。
正しくは、上半身の左移動と下半身のその場回転の組み合わせです。これにより、1本の筒の回転にスピードが加わります。次回は、飛球線後方から見た場合の回転運動を取り上げます。
つづく
標準的なスイングと個性的なスイング30