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安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

分からないことは無理に分かろうとしない!!

こんにちは! コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀です.

 

前回説明したところによると、解剖学・生理学的考察法やバイオメカニックス的考察法は心身二元論的に運動をとらえているということになります。これら2つの考察法は、自然科学的に運動者がどう感じようと現実に起こっている事象を考察するという感じなんですね。これに対して人間総合科学的な理学的考察法では運動を心身一元論的にとらえ、起こっておる事象が同じでも運動者はどう感じるのかということを考察していきます。

 

自然科学的な心身二元論と人間総合科学的な心身一元論の違いをわかりやすく説明すると、前者では1時間という時間はあくまでも1時間。一方、後者では1時間は状況によって「長い時間」になったり「短い時間」になったりすると考えます。例えば、人を待っている人と忙しく働いている人では同じ1時間の感じ方は違うということですね。

 

この考察法の違いをゴルフの学習に当てはめて考えてみると、ヘッドスピード40m/sは誰がスイングしても40m/sですが、スイングしている人の感じていることは異なるということになります。ある人は自分の目標であるヘッドスピード40m/sを、「インパクトでビユッと振る」という感覚で達成したのに対して、別の人は「トップオブスイングからフィニッシュまでフーンと振る」で達成した、ということはスイング学習では当たり前のようにおこります。

何故このようなことが起こるかというと、「インパクトでビユッと振る」というゴルファーは左脚の使い方が分かって来た人で、「トップオブスイングからフィニッシュまでフーンと振る」というゴルファーは右腕でボールを叩かない方がスピードが上がるということが分かってきた人ということになります。

 

このように運動の心理学的考察ではゴルファーの現状から目標とする正しい動きが同じでも感じ方が違うということが起こります。そのため注意しなければならないことは分からないものは無理に分かろうとしないということです。

 

つづく

最後まで読んでいただきありがとうござます! コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀でした。

 

ゴルフスイングという運動の学習と指導40

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