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安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

博士プロがズバッと答えます その1 「博士号ってなに?」

こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。新企画「博士プロがズバッと答えます」が始まりました。当ブログではこの企画で取り上げられてテーマについての補足説明などを行っていきたいと考えております。

 

第1回目は「博士号ってなに?」でしたね。近年多くの書籍が販売促進のために「○○博士」や「○○教授」が「〇〇した」というようなタイトルをつけています。しかし、この博士や教授というものの実態はあまり知られていません。そこで、第1回はこれらの言葉について説明でしたね。

 

簡単に言うと博士号とは博士課程を修了した者に与えられる資格みたいなものです。他に大学を卒業した者に与えられる「学士号」、修士課程を修了した者に与えられる「修士号」があります。

 

これに対して「教授」や「准教授」、「講師」というのは大学での仕事や研究上のポジションみたいなもので、会社でいう「部長」や「課長」「係長」みたいなものですね。

 

ところで筑波大学では、博士課程修了に必要な博士論文の審査を通過するためには提出された論文の内容に学術論文3本分の内容が含まれていなければならないという条件があります。

<私の博士論文>

 

では「学術論文」とは何かというと、学会誌に「原著論文」として掲載されたものを指します。日本には2000を超える学会がありますが、学会とは学術の研究を目的として学者が集まって構成した団体や組織であり、その成果を発表するための学術誌を発行しています。この学術誌というものに論文を掲載してもらうにはその学会の論文審査を通過する必要があります。どの学会の方々も自分達の学会誌に対してプライドを持っているのでいい加減な論文は掲載しません。そこで論文審査員とやり取りをしながら論文の修正を行っていくわけで、このやり取りが研究者を成長させるとも言えます。

<ゴルフ学とスポーツ運動学会の学会誌>

 

筑波大学の博士論文の審査を通過するには、このような学会の論文審査を通過する論文が3本も必要で、さらにそれらが最後に統合できるように1つのテーマに対して書かれている必要があるということになるので博士論文の完成は結構むずかしいということになります。ただ、私の場合はすべて恩師の朝岡正雄先生の論文指導のおかげでしたね。

<ゴルフギアやゴルフコースの変化に対応してきた基本スイングの変遷を明らかにした論文の一部>

<コンバインドプレーンイメージが発表された論文の一部>

<ゴルフスイングで行われるターン動作が時代とともに変わってきたということを明らかにした論文の一部>

<ゴルフスイングのグリップが時代とともに変化してきたということを明らかにした論文の一部>

博士プロがズバッと答えます その1

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