スイングエゴチェック 「左グリップのあてがい位置」
皆さん、こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。
自分のスイングを修正する一般的な方法は「自分のスイングを映像に撮って問題点を探して矯正する」というものです。しかし、この方法では①撮影しながら自分のスイングを行う、②撮影された映像を見て問題点を探すもしくは確認する、③矯正方法を検討、もしくは再確認する、④再びスイングする、⑤再び映像を見て成否を確認する、というように①~⑤までの時間が空き過ぎるため矯正ポイントに集中しにくい、という問題点があります。
そこでコンバインドプレーンアカデミーではスイング映像を介することなく自分のスイングを自分で確認・矯正できる方法を提供します。それがが
「コンバインドプレーン・スイングエゴチェック」です。
今回は「左グリップのあてがい位置」をチェックしてみましょう。
グリップの最大の役目はコック動作を行いやすくすることです。
コック動作とは手首の縦方向の動きですが、この動作によって腕とクラブシャフトの間の角度は変化してクラブシャフトの先端に装着されたクラブヘッドがボールにより多くのスピンを加えることになります。
腕とシャフトの角度はアドレス時に約120°~140°(クラブにより変わる)ありますが、この角度はコック動作が完了すると90°になります。そしてコック動作を完了させる振り幅のスイングの場合(L字スイング以上)、腕とシャフトの角度はスイング中にアドレス時以上、90°以下になるべきではありません。
しかし、そうは言ってもゴルファーはスイング中、他の多くのことに注意を払う必要があるのでこの角度に集中するわけにはいきません。そこでこの角度制御を担当するのがグリップです。
左グリップは下の図のような位置にクラブシャフトを当てることによって腕とシャフトの最大角度が大きくならないように(抗トウダウン)、また、ロングサム気味のグリップによって最小角度がそれ以上小さくならないように(抗オーバーコッキング)コック動作を自動的に管理することになります。