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安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

ゴルフ上達の盲点:動体視力でボールを見る!

前回、「ボールを動体視力で見る」、という話をしましたが、「なんだ、それ?」って思った方は多いでしょう。今週は、ここのところを詳しく説明します。

 

まず、野球やテニスを思い浮かべてください。この2つの打球スポーツでは、ともにボールが飛んできます。そして、どちらのスポーツでもあたりまえのように「ボールをよく見て!」というアドバイスが行われます。

 

しかし、ボールが飛んで来る、しかもそれが高速で。そうなると、どちらも動体視力でボールを見ることになります。

 

私は、物の見方には2通りあると考えています、そのうちの一つが、動いている物を動体視力で見るという方法ですが、この見方は、顔の面はあまり動かさず眼球が目の中で動きながら対象を追います。ですから、動体視力に優れている人というのは、顔の面はさほど動かないのに眼球が目の中で「サササ―」っと動かせる人ということになります。こう考えると、動体視力をよくしたければ眼球動かし練習がいいのではないでしょうか。

 

これに対して文字などを見る方法、凝視とでも言いますかね。この物の見方では眼球は動きませんし、文字も動いてないので顔の面も動きません

 

ではこの2つの見方の違いがよく分かる例を一つ。皆さんが電車の中で景色を見ているとしましょう。この場合は、車窓に流れる景色を何気なく眼球を動かしながら追っていることでしょう。つまり、顔の面は全く動いていないのです。しかし、その時ふと興味ある看板を発見、そこに電話番号が書いてあったとします。この番号をメモしたいと思った瞬間に、眼球の動きは止まり顔の面を動かしながら看板を追うことになります。

 

これが、2つの物の見方の違いということになます。話をゴルフに戻すと、ゴルフボールは止まっています。それにも関わらず、動体視力で見なければならないということなのですのです。

 

目の前にある池を飛び越えたい、だから確実なボールヒットがしたい。でもボールは動体視力で見なければならない。これを理解しながらのスイング作り、これが上達のポイント、特にコースで上手く打てるようになるための重要なポイントの一つなんです。

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