アプローチ上達法 10ヤードアプローチの重心位置
こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。
次に10ヤード程度のアプローチショットの「重心位置」について説明しますが、ここで問題になるのはアドレス時とフィニッシュ時の重心位置です。
アドレス時の重心は両足とも「土踏まずややかかとより」になります。
とかく振り幅の小さいアプローチだとクラブを短く持って左足の上で体を丸めて小さいアドレスをとって頭を動かさず打つと考えている方が多いですがこれは残念ながら間違いです。
その理由は第1にアドレス時の上体の前傾姿勢が変わってしまうということです。そうなると、どのくらいのアプローチショットから通常のアドレスのもどすのか、という難しさが発生してしまいます。つまりそのポイントが15ヤードのアプローチだとすると16ヤード以上のアプローチショットから突然クラブを持つ場所が通常の位置に戻り、前傾した上体も急に起こすということになります。そんなことをしたら常に2種類のアプローチショットを練習しなければならなくなります。
また、距離が長くなるのに合わせてクラブを徐々に長く持って体を起こしていくという考えも間違いです。そんなことをしたら常にクラブを持つ長さと上体の前傾角度を変えなくてはならないということになります。まずは、通常の長さと前傾姿勢で重心を練習しましょう。それにはアドレス時の重心は「土踏まずややかかとより」がいいでしょう。
小さく構えることの第2の問題点は「体が回転しにくくなる」ということです。最も簡単なアプローチショットの場合、体の回転でクラブを振ってボールを打ちます。そして体の回転角をかえて振り幅を変えることで距離を調整して落とし所にボールを落とすというパフォーマンスを行います。
そのため体が上手く回転できないとピンに寄せるアプローチショットはできません。それは、たとえ距離も短いアプローチでもです。
さらに通常のアドレス姿勢と同じような前傾姿勢から体を回転させてボールを打つためにフィニッシュでは重心は左かかとよりに移ります。ダウンスイング以降の回転では重心が左かかとよりに移動する回転とアドレス時の左つま先のままで回転するターン動作がありますが正しいのは前者です。この2つの動きの違いは次回説明します。
つづく
最後まで読んでいただきありがとうござます! コンバインドプレーンゴルフスクール・コンバインドプレーン理論インターネットゴルフスクール・コンバインドプレーン理論インストラクター養成スクールを主宰する安藤秀でした。
アプローチ上達法15