コンバインドプレーン理論に基づく動きの足し算的ゴルフスイング学習法　頭の位置どり

こんにちは！　コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。

運動中のバランスはほとんど頭のポジショニングによって決まります。そのためバランスがいいスイングをしようと思ったらスイング中の頭の位置を習得すればいいということになります。

ただ、そう聞くと多くのゴルファーが「要は頭を動かさなけれはいいってことですよね」と考えますがそうではないから難しいのです。

下の写真を見てください。これは超有名なプロゴルファーのスイングを上から見た写真です。これを見ると明らかにフィニッシュ時の頭の位置は、アドレス時の頭の位置と違うということがわかります。

この移動を分かりやすくしたのが下のイメージ図です。左の図のフォロースルー回転では頭はアドレス時の後頭部を軸にするように左後方に移動しながら回転しています。一方、右の図は頭を動かさないようにして脳天を軸としてフォロースルー回転をしています。

これを見ると、頭を動かさない回転は、後頭部を軸として回転するスイングよりフォロースルーで右肩が前に出ていることが分かります。これによってフィニッシュ時のバランスは悪くなります。

もし直立したまま回転運動を行うなら当然右図イメージの回転の方がバランスはいいでしょう。しかしゴルフスイングの上半身は前傾軸で回転します。よって左図イメージの回転が正しいでしょう。

頭のポジションイングのトレーニングです。

つづく

標準的なスイングと個性的なスイング84