ゴルフ上達の盲点:スイング感覚の習得
こんにちは! コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀です。
今回からは結果に反映しやすい練習とは? ということについてお話しさせて頂きます。人間には五感があります。言わずと知れたことですが、臭いを嗅ぐのは嗅覚、味を認識するのが味覚、音を聞き分けるのは聴覚、物を見るのが視覚、そして、何かに触れた感じをつかむのが触覚です。しかし、この中にはゴルフスイングを覚える感覚は含まれていません。ゴルフスイングなどの運動は、厳密にいえば五感とは異なる運動感覚というものを通して習得していきます。
運動感覚とは運動を行う時に運動者に発生する感覚で、例えば、頭の上でグーを出していたものをパーに変えるという運動があったとすると、この運動は目には見えず、音も聞こえず、臭いはしません。さらに、触った感触もない。では、どのような感覚を通してグーをパーに変えたのでしょうか? こまかいことはともかくとして、これを行うときに使うのが運動感覚と考えてください。運動感覚は、人間が自分自身の動きを感じる時に使う感覚であるため、運動修正はこの感覚を使うことなしではままならないのです。つまり、運動の上達ということは運動を行う時の運動者の感覚を習得や修正するということなのです。
そして、この運動の中にはもちろんゴルフスイングの習得や矯正も含まれるのですが、ゴルフの練習というと皆さん、とかく視覚情報に頼りがちです。そのため、運動感覚を通して運動学習について知らないと結果に反映されにくい練習をしてしまうかもしれません。つまり、これは上達への練習の盲点になる可能性が十分あるということで、これから数回にわたって説明していきます。
つづく
最後まで読んでいただきありがとうござます! コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀でした。