ゴルフ上達の盲点:知られていないグリップの形の変遷
こんにちは! コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀です。
今回からはグリップについてのお話です。多くのゴルファーが正しいグリップを習得しなければゴルフは上達しないと教えられています。それにもかわず、情報が氾濫している今日では、ゴルフ指導者ですらどれが正しいグリップなのかは分からなくなっています。そう考えると「グリップが曖昧」ということがゴルフ上達練習の盲点になっているかもしれません。そこを今回掘からグリップについて堀り下げていきます。
まず、何故グリップに関して多くの情報があるのか?
それは、グリップが時代と共に変わってきているからです。そして、その変化に個性も絡んでくるため、プロでさえゴルフの歴史の中で様々なグリップの形でゴルフをプレーしてきたのです。でも、そんな中でさえゴルフ史の中のグリップの変遷を見ていくとある程度、法則のようなものがありますので今回からそれを皆さんに紹介していきたいと思います。もう一度皆さんのグリップを見直してください。
ゴルフスイングは時代とともに変化してきたという方は大勢いますが、「グリップも変わってきた」というのを聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか? そこで今回はまず、近代ゴルフスイング以前のスイングで使われていたグリップから見てみましょう。
近代ゴルフスイングを確立したのはハリー・バードンとも言われますが、奇しくもこのバードンはグリップも開発しているですね。ここから分かるように、近代スイング以前はグリップもバードングリップではないということです。下の図が最古のゴルフ指導書に掲載されているグリップの図です。
今のグリップより鷲掴み感が強いですよね。それに、やはりテンフィンガーグリップになっているようです。では、どうしてこのようなグリップが推奨されていたのか? グリップとはクラブを振りやすくするための準備です。だからこそ、上達のための練習ではグリップの形は無視できないのですが、この時代のグリップがこのような形だった理由は、この時代に推奨されていたスイングにあるということになりますね。
つづく
最後まで読んでいただきありがとうござます! コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀でした。