バックスピンのかけ方

コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校　火、金、土、日曜日担当の安藤秀です。

 

今回は、ダウンスイングのタメをより感じやすくするスイングのコツを紹介しましょう。

その方法とは実はフォロースルーの腕の動かし方にあるのです。

 

前回説明したように、ダウンスイングでは右腕は脱力します。しかし、この右腕はインパクト後右手首のフォロースルーコック動作に合わせてクラブを振り上げます。

 

つまり、バックスイングでクラブの振り上げる動作を行うのが右腕で、その振り上げ力が残っているうちに左腕がクラブを引き下げます。これによって、ダウンスイングに腕の「タメ」が作られクラブヘッドは加速します。そして、ダウンスイングの途中から脱力した右腕はインパクト直後に再び左腕によって引き下ろされたクラブを振り上げるのです。

 

これがスイング中の左右の腕の力の使い方になりますが、フォロースルーの右手首と右腕のクラブの振り上げを意識して練習すると、ダウンスイングの腕のタメは感じやすくなります。そして、このような腕の動きで放たれたボールにはきれいな縦方向のバックスピンがかかるためグリーン上でピタッと止まります。

確かに熟練してきたらフォロースルーのコック動作は下半身先行回転により左右のグリップが自然につくるものですが、初めは意識的に行った方がダウンスイングのタメも良くなります。また、最近プロゴルファーの多くはこの写真のような形をとらないことが多くなってきたようですがやはり基本形としてフォロースルーコック動作を含んだ動きを習得した方がいいでしょう。そうすれば様々な状況に対応できるようにもなります。

つづく

標準的なスイングと個性的なスイング25