体に負担の少ないターン動作を作る２：トップオブスイング時の左肩の位置

足を閉じた1本の筒のような回転をゴルフスイングのターン動作に変えるためにどうするか？　ということで、前回はバックスイング時のお尻を動かす方向について説明しました。この回転の仕方だとトップオブスイングが若干左足重心になりますが、この重心を右足よりにするのが上半身の動きです。

バックスイング時に上半身、特に左肩は、右膝内側の上に向かって動きます。この動きは、「腿上げ」などで使うお腹の下にある「腸腰筋」で上体を引き付けながらの行う回転運動です。

これにより、上体が若干右足の上に移動するので重心は右足寄りになります。そして、左脚の上に向かって回転しようとする下半身と、右脚の上に動こうとする上半身との間には引っ張り合いが起こります。

このように動くと1本の筒の回転がだいぶ変わってくるのですが、なぜこのような動きをするのかというと、ダウンスイング以降に「重心移動を伴った回転」をしたいからです。

そのためにも、トップオブスイングの上半身と下半身の間のには引っ張り合いを作る必要があるのです。下の写真のようにクラブを持たない体操でこの感覚を覚えましょう。

つづく

標準的なスイングと個性的なスイング29