右腕脱力インパクト
コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀です。
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今回はダウンスイング時の右腕の力の使い方を説明します。
前回、右腕はバックスイング時にクラブに加えた振り上げ力を維持したまま、左腕によって引き下ろされ、これによってダウンスイングの腕のタメが作れるということを説明しました。
今回は、この後の右腕の動きについてですが、一言で言うと、右腕は「脱力を行う」、バックスイング時にクラブに加えた振り上げ力を抜くのです。右腕は脱力でインパクトを迎えることが大切で、これによって左腕の引き下ろしと左脚の回転の組み合わせでボールヒットが出来るようになります。実はこの組み合わせてボールをヒットすることが「体の回転のタメ」や「重心移動を味方につけた回転」ができるようになるので少ない力で飛距離を伸ばすことができるようになるのです。
つまり、右腕はダウンスイングからインパクトまで入力しないということになるのですが、この力の使い方はやってみるとボールが飛ばない気がします。特に男性で腕に力がある人には物足りなく感じます。おそらくダウンスイングからインパクトまでで右腕を思いっきりの伸ばしてその反動で上体を右脚の上に戻しながら、ステップバックするように打った方が飛距離が伸びる気がするはずです。
確かにこの打ち方は、腕力があればボールヒットの確率や方向性に関して豊富な練習量が必要になりますが、飛ばすことができる可能性はあります。しかし、腕の力が無くなると確実に、しかも急激に飛距離は落ちてしまいます。
実際60才を超えたぐらいから、「これからはゴルフ三昧だー」という時に腕の力がなくなり飛距離がどんどん落ちて「助けてー」とレッスンに来る方は多いです。そうならないために右腕脱力インパクトでボールをヒットするスイングを早くから身に付けたほうがいいと思います。
それがこのブログにおいて独断で決めさせていただいている、高齢になってもゴルフが楽しめる「標準的なスイング」につながります。
つづく
標準的なスイングと個性的なスイング24