標準的なスイングと個性的なスイング6:トップオブスイングの下半身2
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バックスイングの体の回転において、体の負担を少なくする膝の使い方とはどのような使いかたでしょう?
下の写真は60歳をこえてなお300ヤードドライバーを飛ばすシニアプロのトップオブスイングの下半身です。
このトップオブスイングを見ると両膝のラインが45度、両腰のラインが60度というのがうなずけます(下図参照)。腰を回転させるのに膝の動きを入れることがとても重要です。
バックスイングでは、多くのゴルファーの方が右のお尻は右踵の上から動かないほうがいいと思っていますがそれは間違いで、右のお尻は左脚の上に動いていくほうがいいのです。そうすることによって、左膝が前に出やすくなり、前に出た左膝は上半身の回転に引っ張られて若干右により下図の赤線のような45度ライン上におさまります。また、このような腰の回転は左脚中心のダウンスイング回転をやりやすくします。
腰の動きはドリルページの「トップオブスイングの右尻の位置」を参考にしてください。次回からは、「ジャンピングインパクト」について考えてみます。