標準的なスイングと個性的なスイング12:ハンドファーストインパクト2
前回ハンドファーストのインパクトを紹介しました。その時のアマチュアプレーヤーの方は距離を犠牲してもスイングを途中で止めるようにしてフックボールを防ぐように振っていました。このプレーヤーの場合はインパクトダウンスイング時に右腕を伸ばしてハンドファーストインパクトを作っているのでよけいにフォロースルーでスイング動作が止まり飛距離が望めなくなっています
一方の飛距離が出せるプロゴルファーの方はトップオブスイングやダウンスイングの途中でハンドファーストの形を作って、フォロースルーでクラブを体に対してインサイドに一気に振り抜くことでフェースの返りを抑えています。
どちらのプロも上体の前傾角度が深く腕を左方向に振っています。この振り方は素振りしてみればわかりますが強い腕の力としなやかな体幹が必要です。確かにこの2人の体は芸術といえるほど鍛えぬかれています。
ただし、このブログ内で標準的と定義させていただいている「高齢になってもできるスイング」を考えてみるとちょっと難しい気がします。そこで、上の2人と同じように強い別のプロゴルファーのスイングを学習対象としてみてはどうでしょう
2人とも上体の前傾角度はそれほど深くなく腕はやや上方に振っています。
こちらが私が提唱しているスイング法「コンバインドプレーン理論」であり、身体への負担も少なくて済む上に飛距離も出るので長くゴルフを続けたいゴルファーに向いているといえます。
怪我で一時は歩くことも出来なかったタイガー・ウッズは、10月24~27日に行われた「ZOZOチャンピオンシップ 」で見事優勝を果たしましたが、まさに彼はこちらのスイングの典型例ですね。
次回はフィニッシュ姿勢を取り上げます。