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安藤秀インストラクター投稿記事 [用賀]

安藤博士のゴルフ講座 第7回「ダウンスイングの腕の動きⅠ」

皆さん、こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。

 

ブログ版「安藤博士のゴルフ講座」です。当ブログではYouTube版「安藤博士のゴルフ講座」で取り上げられたテーマについての補足説明などを行っています。

 

第7回は「ダウンスイングの腕の動き」の1回目です。

 

ゴルフスイングにおける左腕の動きは「地面を叩くスイング」が最も分かりやすいでしょう。このスイングはトップオブスイングの位置から下の図のように右足土踏まず後方の☆印の上にクラブヘッドを垂直に降ろします。この動作を2度繰り返した後、3回目の手の動きにあわせて体を回転させます。回転によって今まで☆印の上に落ちていたクラブヘッドはボールのある位置に落ちボールを打つことができます。

 

このスイングで確認できることは、まず「ボールの置く位置」です。このスイングでは「腕を縦に引き下ろす」という動作と「体を横に回転させる」という2つの動作しか行っていません。そのためボールをセットする位置は体の右側にクラブヘッドを落とした時に「クラブヘッドが地面を触る位置」を「体の回転で体の正面まで引っ張った位置」となり、このスイングができるようになるにしたがってこの位置のボールしか打てなくなります。

 

次に「フェースの向き」です。体の右側に下ろされたクラブフェースが体の90度回転で体の正面に運ばれると考えると体の右側に落とされたクラブフェースは「飛球線に対して90度」でなければならないことになります。ここからトップオブスイングのフェースの向きも割り出せます。

 

最後に「腕の振り下ろし速度と体の回転速度の関係」です。体の右側の地面を触るように振り下ろされるクラブヘッドを体の回転でボールの位置まで運ぶと考えると仮にクラブヘッドの落下速度が速いにも関わらず体の回転が遅いという場合はクラブヘッドはボールの手前に落下してしまいダフリショットが発生してしまいます。また、逆ならトップショットが発生します。ここから「クラブの落下速度と体の回転速度を調節すればナイスショットが打てる」ということが分かります。

 

そしてさらに「クラブの落下速度体の回転速度の両方が速くなればクラブヘッドのスピードは速くなる」ということと「ドライバーショットはティーアップしてボールを打つために体の回転独度を速めてクラブヘッドが地面に着地しないようにスイングする」ということ、そして「腕と体の速度の関係が同じスイングで地面にあるボールを打とうとするとトップショットになってしまう」ということも分かります。

 

ドライバーでナイスショットをした後にフェアウェイウッドを同じ感じでスイングしてチョロというありがちなパターンの原因がここにあるのですね。

 

ただこのスイングドリルには欠点があって練習しすぎるとトゥダウンの癖がついてしまうということです。そこでゴルフスイングの原理が分かったらクラブヘッドを途中で止める「トントンスイング」に移行することをお薦めします。

 

 

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