ゴルフスイングという運動の学習と指導 安藤秀 カテゴリーのブログ一覧
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コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校火、金、土、日曜日担当の安藤秀です。 ➡https://cp-golfschool.com/school/yoga.php トップオブスイングの上半身と下半身の間にはどんな力が働いているのか?これが今回のテーマですが、これによってスイング中…[続きを読む]
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ゴルフスイングの解剖学・生理学的考察の第2段ではスイング中の関節の角度変化を調べたデータを見てみます。 下のデータはスイング中の左右の膝関節の角度変化が調べられたもので、上が右膝で下が左膝です。そして、1がアドレス、2がバックスイングの中間点、3がトップオブスイングで、4がインパクト、…[続きを読む]
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フォロースルーのコック動作は上半身と下半身の回転のずれで発生するということを前回は説明させていただきました。今回はそのずれがクラブを持っている腕や手にどのように使わってフォロースルーのコック動作が発生するのかを考えてみましょう。 まず、左脚が上半身を回転させる力ですが、この力は左腕に伝…[続きを読む]
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今回はフォロースルーのコック動作について解説します。この動きを習得するには、手首の悪い動きをしないように意図的にインパクト後の手首の動きを覚え、その後自然の流れの中で行えるようにするのが正解です。いきなり無意識にできるようにするのはちょっと難しいですからね。 ただ、これを聞いて多くのゴ…[続きを読む]
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今回は腕の動きに関する筋電図を見てみましょう。 この筋電図では、上腕部の腕を引き下ろす時に使う筋肉と前腕部の手首を縦方向に動かす時に使う筋肉の力の入り具合が調べられています。そして、左端の筋放電のないアドレス状態からスイングがスタートして右端のフィニッシュで終わるというデータになっています。 …[続きを読む]
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今回は腕の話に進もうと思ったのですが、前回の体の回転についての話が少し不足していたので続きをお読みください。 前回の「ゴルフスイングの回転で起こる筋肉の動き」で明らかになったように、ゴルフスイングではダウンスイングからフォロースルーにかけて、左脚が中心となって上半身を回転させます。 …[続きを読む]
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この解剖学・生理学的考察は、運動中の体を一つの物体と考え、運動により体の内部にどんな変化が起こるのかを考える、ということを行います。つまり、スポーツ運動というものの物質的側面の考察ということなんですが、具体的に言うと、筋肉の動きや関節の動きを調べるということです。 そして、運動を学習す…[続きを読む]
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ゴルフスイングの練習では、「ゴルフクラブのスイートスポットでボールがとらえる」ということが一番大切と思っている方は多いのではないでしょうか?確かに間違った練習ではないかもしれませんが、この目標だけではスイング練習としては不十分とは言えます。なぜなら、打った球が「飛んで曲がらない」ということは重要視さ…[続きを読む]
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今回は、マイネル教授の著書「スポーツ運動学」のなかで説明されている社会的・歴史的考察法で浮き彫りにできるスポーツ運動の目標像に関する例を2つほどご紹介させていただきます。 まずはハイシャンプ、走り高跳びの例からです。下の3枚の写真は走り高跳びの空中局面での姿勢です。左側の姿勢では胸が横…[続きを読む]
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ゴルフスイングという運動の学習と指導9:目標とするゴルフスイング
前回までの、ゴルフスイングの歴史的考察から現在主流となっているクラブの振り方の大まかな像が見えてきました。 この考察では、使う道具、プレーする場所、身に着けるものなどをの要因でゴルフスイングが変化してきたことが分かると同時に、学習者や指導者には、これか習得する学習対象の大まかな目標像が…[続きを読む]