体に負担の少ないターン動作を作る１：トップオブスイング時のお尻の位置

今回からは、前回紹介した足を閉じたターン動作を、できるだけシンプルに実際のゴルフスイングのターン運動に変えるにはどうすればいいかを説明していきます。

まずは、スタンス幅を広げますがこの時の目安は「両かかと間がゴルフクラブのグリップの長さ」です。多少の個人差はあると思いますが、広すぎるとバランスはいいがターン動作時の腰の負担がおおきくなり、狭すぎると回転はしやすいがバランスが悪くなります。

スタンス幅の次に考えるのが腰の回転位置です。ゴルフフスイングはダウンスイングからフォロースルーにかけて左脚を中心に体を回転させる運動です。そして、バックスイング動作はダウンスイング以降のターン動作の準備と考えるとテークバック時に腰をどの位置で回転させればいいか分かります。

具体的に言うと、右腰を左踵の上方向に動かすバックスイング回転です。この回転を行うとトップオブスイングの重心が左足気味になるかもしれませんが今回は重心移動の話はおいておきます。腰の回転位置がつかめたら、その次は正しい重心配分を作る上半身の位置となります。

多くのゴルファーが方がバックスイングの重心移動を腰で行おうとして多くのミスショットが発生させています。腰は重心移動をしない「その場回転」で上半身が重心移動を行います。このコラボによって「移動回転」が成立するのです。この説明は次回に。

標準的なスイングと個性的なスイング28