博士プロがズバッと答えます その9 「ボールの見方は凝視モードではなく眺望モード」
こんにちは! コンバインドプレーン理論開発者の安藤秀です。
ブログ版「博士プロがズバッと答えます」です。当ブログではYouTube版「博士プロがズバッと答えます」で取り上げられたテーマについての補足説明などを行っています。
今回から2回にわたってダウンスイングで上体が突っ込むために9-3スイングがうまくできないというゴルファーの矯正について説明していきます。
今回はまず
「ボールの見方」について
です。
9-3スイング以上のスイングで上体を突っ込ませないためにはバックスイングからダウンスイング、フォロースルーにかけて「引き-引き回転」を行う必要があるのですが、今回はその準備として「ボールの見方」に焦点をあてます。
ゴルフスイングではボールを文字などを見る「凝視モード」で見てしまうと顔の面が固定されて体は十分に回転できなくなります。そこで景色などを見る見方である「眺望モード」でボールを見るようにしていきます。これはすべてのスポーツで言えることでしょう。
この眺望モードならボールを視界に置きながら体を十分に回転させられるのです。この見方でボールを見ているプロゴルファー達は、なるほどアドレス➡トップオブスイング➡フィニッシュで顔の面が動いていますよね。誰ひとりとして顔の面を動かさずにスイングしているプロはいません。
この眺望モードは目の中で眼球が動く物の見方です、つまり胴体視力で止まってるボールを見るということなります。これが難しいんですね。
この眺望モードは凝視モードに比べると物の表面は細かくは見えません。しかし、野球の守備、バッティング、バスケットやサッカーのパスなどほとんどすべてのスポーツはこの眺望モードで対象物を捕らえながらプレーしていると言えます。
そう考えると、ジュニアのスポーツ指導現場では「ボールをよく見なさい」という言葉を使ってもいいのか? という疑問が生まれますよね。
博士プロがズバッと答えます!! その9