飛距離が出せない女性のコック動作1 典型的な女性の手首の動き
こんにちは! コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀です
今回からは「女子プロ」さんと「女子アベレージ」さんのコック角度の違いを見ていきましょう。この研究では女子アベレージさんのコック角度は女子プロさんに比べると小さいということになっています。
既に説明したように、この研究では被験者が女子プロさんと女子アベレージさん共に1人ずつなので、この2人がたまたまそうだったという考え方もできますが、現場の指導者としては、このような事例研究から現場での典型例を探し出し、それに対応する指導法を創造していくということはとても重要なことと考えます。今回説明する女性のコック角度についてもまさに女性の典型例と言えます。
上の写真はゴルフを始めてクラブを振るのが2回目という女性のバックスイングの瞬間映像です。この女性は多くの女性に見られるように両肘を曲げてクラブを振り上げるため左手の甲が外側に丸まっています。このような手首の動きでは、ボールに与えるバックスピン量が減ってしまい弾道が低くなりやすく、グリーンに落ちてもボールが止まらないショットになってしまいます。このようなバックスイングになる理由は女性の前腕の力の弱さにあり、手首を使わずにクラブを振り上げようとしてしまうことにあります。
しかし今日のゴルフクラブは、軽量化されたにもかかわらずヘッドが効いているため、女性でも正しい手首の使い方を習得すればバックスピンのよく効いたショットが打てるようになります。
では、正しいコック動作を覚えるにはどうすればいいのか? 次回説明させて頂きます。
つづく
最後まで読んでいただきありがとうござます! コンバインドプレーンゴルフスクール世田谷用賀本校 火、金、土、日曜日担当の安藤秀でした。
ゴルフスイングという運動の学習と指導35